圧倒的な軽さが生み出す快適性
世界最高水準の解像度のマイクロOLEDパネルを搭載しながらも、部品0.1ミリ単位厚みにまでこだわり抜き、徹底した軽量化設計を施して実現した、179gという圧倒的軽さ。
この軽さを実現したのは、細くしなやかなヘッドストラップと額部(おでこ)のみで重量を保持できる「顔圧ほぼゼロ」設計です。顔圧とは、一般的なVRヘッドセットが目尻や頬に押し付けられる圧のことをいいます※。VRヘッドセットを長時間装着すると顔のまわりに跡がついたり、目尻や頬が押さえつけられて痛くなったり、赤くなってしまった経験がある方は少なくないはずです。MeganeX superlight 8Kのライトシェードはその名の通り光を遮光するだけのふわふわ、やわらか設計。顔に当たってもほぼ圧を感じることはありません。
※弊社独自の用語、定義です
HDR対応8Kが描き出す感動的なVR空間
軽いだけじゃなく、画質は世界最高レベル。90Hz, 片目4K解像度(3552 x 3840 ピクセル)のMeganeX 8K Mark IIは、市場に存在するすべてのVRヘッドセットの中でもトップクラスの画素数を誇ります。しかも、10bit HDRの豊かな色表現に対応※。
片目4K解像度(3552 x 3840 ピクセル)を画素数に換算すると2727万画素。2025年10月現在のコンシューマー向けVRヘッドセットの中ではトップクラスの画素数を誇ります。

各素子が自発光するOLED(有機EL)を採用することで、バックライトを使うLCD(液晶ディスプレイ)と比べると、暗部の表現が圧倒的に美しく表現できます。MeganeX superlight 8Kで見る暗いシーンはまさに「漆黒」。この黒表現が、コントラストが高い(はっきり、くっきりとした)映像を実現します。

※アプリケーション側の対応が必要です
選べる3種類の装着方法
ソーシャルVRでの長時間おしゃべり、VRフィットネスからシムレーシングまで、VR体験の形はさまざまです。eganeX 8K Mark IIでは、利用シーンや好みに合わせて選べる3種類の装着方法をご用意しました。
ソフトストラップ(同梱)
片手でさっと持ち上げて、額の上方へと固定することができる、フリップアップ構造を備えています。カメラパススルーでは難しかった用途に応えます。Blender/UnityとVR空間を行ったり来たりするようなクリエイター・ユースケースはもちろん、VR空間で撮影した写真を選別してDiscordにシェアしたり、ポケットのスマホでXをチェックといった際も、フラストレーションを感じることがありません。

フェイスマウントキット(オプション)
一般的なVRヘッドセット同様、顔の表面と後頭部、トップバンドによる頭頂部をあわせた3点保持で本体を支える方式です。フォアヘッドバンド方式にくらべ、よりしっかりと本体を保持できるため、フィットネスやダンス、FPSゲームといった激しい動きをするVRコンテンツでも安定した装着を維持します。フォアヘッドバンド方式よりもやや軽量です。同梱のトップバンドを装着することで、さらに安定した装着を実現します。

ハードストラップ(オプション)
額と後頭部、頭頂部で本体を支えるオプション品です。やわらかなトップバンドを備え、プラスチック製のバンドと後頭部のダイヤル式サイズ調整機構により、素早い取り付け・取り外しと、安定した装着感を実現しつつ、フリップアップ構造も備えます。

電動IPD調整と左右独立ピント調整
本体には58mm-72mmの電動式瞳孔間距離(IPD)調整機構を内蔵しています。VR映像を見たまま、コントローラーやPCアプリの操作で簡単に調整できます。PCアプリはIPD数値入力しての一発調整に対応。ビジネスやご家族など複数人数で使い分けるとき、0.5mm単位の調整ボタンを連打するといった面倒な操作はもう必要ありません。
さらに、ピント調整にも対応。ディオプトリー 0D ~ -7Dの調整幅を持っていますので、0.15程度の近眼の方までであれば、裸眼でくっきり・はっきりとした映像体験が可能です。ピント調整ダイヤルは筐体外側に設けていますので、VR映像を見ながら微調整することができます。遠視・乱視の方、0.15以下の近眼の方は、別途メガネショップアイ様から販売される専用アダプターレンズを取り付けてご使用ください(アダプターレンズはMeganeX superlight 8K用と共通です)。マグネットで吸着するため、簡単に取り付け・取り外しが可能です。
後付けレンズであらゆる目の状態に対応

調整機構でさまざまな顔形状に対応
レンズと目の位置関係を正しく調整することは、パンケーキレンズを用いたVRヘッドセットにとってとても重要な要素です。独自の調整機構により、額パッドの角度やレンズと顔の距離が調整できます。額の角度や目の彫りの深さは人それぞれですが、さまざまな顔の形状にフィットできるよう設計しました。

供給可能電力が向上したUSB拡張ポートでカスタマイズ
本体下部にUSB Type-C拡張ポートをご用意しました。MeganeX 8K Mark IIは高性能な内蔵デュアルマイクを備えていますが、VR空間の音の楽しみ方は人それぞれ。そのため内蔵スピーカーは備えていません。この拡張ポートを用いて、USBイヤフォン・ヘッドフォンなどお好みのオーディオデバイスを接続してください。拡張ポートはPCと直接USB2.0で接続されており、使用可能な電力が5V/2.1Aへと前モデルから向上。USB接続タイプのイヤフォンマイクを接続すればイヤフォン、マイク※ともに機能します。フェイシャルトラッカーデバイスやハンドトラッキングデバイスを装着するといった使い方も可能です。
※VRChatなど、PCアプリ側で内蔵マイクと切り替えが可能

保守サービスも追加可能で、法人利用にも最適
軽量かつ高精細な設計で、研究・産業分野での活用にも最適です。電動IPD調整機構と眼鏡不要のピント調整機構により、部署内の複数人での利用でもストレスがありません。さらに、10bit/HDRに対応*したマイクロOLEDディスプレイによる高い色再現性が「本当の色」を必要とするプロフェッショナル・デザイナーのご要望に応えます。
3種類の装着方法による柔軟な運用性を活かし、デザインレビューやトレーニングなど、実物に迫る精細な映像表現が求められるシーンにおいても、その性能を発揮します。法人様向けには、別途保守サービスをご提供いたします。
* Autodesk社のVREDにて10bit/HDR表示がご利用いただけます。
MeganeX 8K Mark II は、Advanced Realtime Tracking(ART)社製のカスタムターゲットを装着することで、ART社の光学式アウトサイドインモーショントラッキングシステムとシームレスに連携できます。これにより、大規模なスペースでも高精度かつプロフェッショナルなトラッキングが可能となり、可動式シミュレーターや車両内での使用にも対応します。

同梱の3m USB-Cケーブルだけでなく、オプションの5mUSB-Cケーブル、10mUSB-Cケーブルをご用意。広いVRスペースでの業務利用にも対応します。また、3Dハンドトラッキングデバイス「ハンドトラッカー」もご用意しました。Ultraleap社のSIR170が内蔵されており、最大170°×170°という広視野角で、75㎝以内の手指をトラッキングが可能となります。「ハンドトラッカー」はMeganeX superlight 8K / MeganeX 8K Mark IIの下部に取り付けできます。

SteamVR™トラッキングに対応
ベースステーション 1.0/2.0を用いた、SteamVR™トラッキング方式を採用。壁の模様や部屋の明るさに左右されにくい、高精度なトラッキングを実現します。
GlipVR、
FlipVRやValve Indexコントローラー、Viveコントローラーなどを使うことができます。コントローラー2つが接続できる、専用の
X2ドングル(USB接続)が同梱されます。
※コントローラーは別売。
手持ち棒でVR空間をさっと確認
コントローラーを使わずVR空間をさっと確認したいといった用途は個人ユース、ビジネスユースに限らず多くあります。そんな時のために、手持ち棒アダプターを同梱しました。手持ち棒アダプターとは、本体下部に取り付けることができる、カメラ用三脚などに使われる1/4-20UNCメスネジがついたプレートです。カメラ用の一脚などを取り付けることで、虫眼鏡を覗くような感覚でVR空間をさっと体験できます。複数人での3D空間の確認や、展示会での3Dコンテンツ体験の際の回転率が劇的に向上します。

耐久性・安定性など多くの項目を改善
MeganeX 8K Mark IIの外見上もっとも大きな変更点はUSBケーブル接続部です。USBケーブル接続部を前面へと変更し、接続部の構造を強化。専用開発した特殊USB中継ケーブルにより、接続部の耐久性を向上、ならびに不意の抜けを防止する構造としました。また、放熱効率を改善したことでファンの動作音を低減し、静かな場所で使うときの快適性を高めました。

西洋の方に多く見られる鼻の高い顔立ちでも快適に装着できるよう、鼻に鋭利なプラスチック部分が接触しないよう素材・形状を改良し、装着時の快適さを向上させました。また、新素材のストラップを採用し、面ファスナーの耐久性を強化しています。

新OSと新チップで起動時間・安定性を向上
前モデルからCPUとOS(オペレーションシステム)を変更し、ファームウェアを新たに開発することにより、起動時間を従来比1/5以下へ短縮。さらに、PCおよびSteamVR™との接続安定性を向上させました。
ディオプトリー・ゼロ設定が可能に
視力が良い方や、後入れレンズを使う方が容易にピント調整機能を無効(ディオプトリー・ゼロ)にできるよう、ピント調整ダイヤルにディオプトリー・ゼロ位置をマーキングしました。
MeganeX sueprlight 8Kからのアップグレードサービス
既に「MeganeX superlight 8K」をご購入いただいたお客様を対象に、新モデルへのアップグレードサービスをご提供いたします。
お手持ちの「MeganeX superlight 8K」を弊社にお送りいただくことで、お使いのMeganeX sueprlight 8Kの表示素子(マイクロOLEDパネル)を中心とした基幹部品をそのまま活用し、一部の電子基板・外装部品等を「MeganeX 8K Mark II」のものへと交換し、「MeganeX 8K Mark II」同等品へとアップグレードし、ご返送いたします。アップグレード費用は59,800円(送料・税込)を予定しております。
対象のお客様には、アップグレードサービス開始時に詳細を記載したご案内メールをお送りいたします。アップグレードサービスは2026年1月に開始予定です。

発売前の予約注文で、3年間の保証(無償修理)が無料
VRヘッドセットはPCやスマホのように毎日のように使うもの。また、決して安いものではありません。MeganeX 8K Mark IIを発売前にご予約頂いたお客様には、無料で3年間の保証(通常の1年保証に加え、+2年の延長保証)をご提供いたします。ただし、落下や浸水といった不注意による破損、レンズへの傷、不注意によるマイクロOLEDパネルの焼付き、ケーブルや肌に触れるパッド類・ストラップ類などの消耗品は延長保証の対象外です。