SteamVR用のフルボディトラッキング機器 「HaritoraX」を共同開発、’21年夏までに発売

2021-02-19
ニュースリリース

株式会社Shiftallは、SteamVR用フルトラッキング・システム「Haritora」を個人で開発してきたizm氏と共同で、Haritoraの後継機「HaritoraX(読み:ハリトラックス)」の開発を行うことを発表いたします。2021年春~夏頃の発売を目標とし、価格は3万円未満を予定します。

HaritoraXは本体以外に追加機器を必要としない、安価かつ省スペースのモーション・トラッキング装置です。腰部・脛部・腿部に取り付けて使用し、Oculus Quest2, Oculus Rift SなどのVRグラスと組み合わせることで、足や腰を含めた全身の動きをVR空間上に反映させることができます。この状態でVR空間に没入することを、フル・トラッキング略してフルトラと呼びます。

フルトラを実現する手法は複数あるものの、自宅の壁に特別な装置を取り付ける必要があったり、価格が高かったりと誰もが気軽に導入できるものではありませんでした。Haritoraは5つのIMU(加速度・地磁気センサ)を使って下肢部の動きをセンシングし、高いトラッキング性能を実現。接続には汎用的な規格であるBluetoothを用いることでコストを抑えました。本プロジェクトは、弊社代表の岩佐と、Haritora開発者のizm氏がVRChat内で出会ったことに端を発します。

初代モデルはizm氏の個人活動で短期間に300台超の販売を実現、開発当初から掲げたより多くの人にフルトラ環境を届ける状態「フルトラの民主化」を実現すべく、本協業の検討をスタート。Shiftallが持つ量産品開発・製造ノウハウで、後継機となる量産モデル「HaritoraX」の共同開発を行うことで合意いたしました。

2月19日より初回ロット優先予約フォームをオープンし、購入希望者を募ります。本フォームの登録には予約費等は頂かずキャンセルも自由に行っていただけますが、価格決定後に本予約(お支払い)を優先してご案内するために利用させていただきます。

また、2月20日より開始されるバーチャル空間内展示会「クロスマーケット2」でのVR空間内広告を実施し、主たるターゲットユーザーであるVRメタバース利用者への訴求を行います。

HaritoraX優先予約フォームURL: https://forms.gle/7z8fgNrAivSJQmxj9

HaritoraX 予定仕様

製品名:HaritoraX(読み:ハリトラックス)

バッテリー:内蔵リチウムイオンバッテリー

連続使用時間:7時間以上

充電方法:USB Type-C ※外部電源から給電しながらの利用も可能

対応プラットフォーム:SteamVR (Windows 10)

出荷予定時期:2021年春~夏

付属品:装着用下半身スーツ、USBケーブル

予定価格:3万円未満(税込)

販売方法:Shiftall直販サイト、Amazon.co.jpを中心としたEC流通に加え、VR機器専門店、家電販売店等

写真:VRメタバース内で握手するShiftall代表岩佐(左)とizm氏(右)のアバター

写真:右3点の写真がフルトラ有りの場合。腰を含めた下肢部の動きにアバターが沿うことで僅かな姿勢変化でも驚くほど豊かな感情を伝えることができる。

株式会社Shiftallについて

株式会社Shiftallは、パナソニックを経て株式会社Cerevoを起業した岩佐琢磨が、2018年4月に設立したパナソニックのグループ企業です。IoT製品の設計・開発から、販売・サポートまでを独自に行う体制を持ち、集中力を高めるウェアラブル端末「WEAR SPACE」や、彩る影をデザインする照明「RGB_Light」を販売しています。CES 2021ではネット接続型の電子メモ「Croqy」を発表しました。

※価格・仕様・発売日等につきましては、発売までに変更される場合があります

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