株式会社Shiftallは、VRメタバース関連事業に2月19日より参入、メタバース内にてアバターやワールドに利用できるメーカー公認バーチャルアイテムとして、パナソニック製品*1のローポリゴン・データの販売を開始します。
VRメタバースとは、バーチャル空間内にてアバター(自分の分身となるキャラクター)を用いて他者とコミュニケーションを楽しむサービスです。近年のVRメタバースでは、VRMフォーマットの普及などにより、アバターが特定プラットフォーマーの所有物から、個人の所有物へと変化しつつあります。自らのアバターを着飾るためのアイテムは個人の資産として所有されることとなり、服飾品をはじめとする3Dデータの流通が加速しつつあります。
そこでShiftallは、VRメタバース内でのユーザー体験価値向上や製品の認知度向上を目的とし、2種類のパナソニック製家電製品の公認3Dデータ販売を、2月19日より開始します。販売チャネルはピクシブ株式社が提供する販売プラットフォームBOOTHを利用します。対象となる製品型番と販売価格、データ仕様は次項のとおりです。
メーカー公認3Dデータ 仕様
モデルとなった製品名:LUMIX S5 + LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6
データ仕様:1,178ポリゴン *2
価格(税込):500円
モデルとなった製品名:眼鏡型VRグラス
データ仕様:2,974ポリゴン
価格(税込):300円
Shiftall official data store URL: https://shiftall.booth.pm/
VRメタバースでは「VR空間内での人物・風景等の写真撮影」が一つのユースケースとして確立しつつあり、アバターに用いることができるカメラの3Dデータが必要とされています。しかしながら、カメラ製品のローポリゴン・データを公開しているメーカーはありませんでした※。
VRメタバース・ユーザーはノーブランドのカメラ・モデルを使わざるを得ず、よりリアリティを求めるユーザーの声に答える形で本取り組みがスタートしました。LUMIX S5のデータについては、主にVRChat上にてVirtualLens2,VRCLensといったサードパーティ製カメラ拡張ソフトウェアと組み合わせて動作させることを想定しており、両ソフトウェアでの動作確認を終えています。
※Shiftall調べ、日本経済新聞 主要74品目世界シェア調査記事におけるデジタルカメラ世界シェアトップ5メーカーに於いて
アバターを着飾る服飾品のデータ流通件数が大変多いことに着目。パナソニックがCES 2021にて発表した眼鏡型VRグラスは、本来服飾品ではありませんが、VRメタバースにおいてはユニークなアバター服飾品としてご活用頂けるだろうと考え、選択いたしました。
本事業取り組みにあたり、対象となるユーザーへの認知度拡大を目的とし、2月20日よりVRChat内にて実施されるイベント「クロスマーケット2」と提携。ワールドのメインエントランスに本データ販売についての大型バナー掲示を行います。
株式会社Shiftallは、パナソニックを経て株式会社Cerevoを起業した岩佐琢磨が、2018年4月に設立したパナソニックのグループ企業です。IoT製品の設計・開発から、販売・サポートまでを独自に行う体制を持ち、集中力を高めるウェアラブル端末「WEAR SPACE」や、彩る影をデザインする照明「RGB_Light」を販売しています。CES 2021ではネット接続型の電子メモ「Croqy」を発表しました。
*1 未発売のコンセプトモデルを含みます
*2 後日、よりポリゴン数を増やしたモデルを加えてのアップデートを予定しています
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